【完全ガイド】中国輸入品のAmazon販売に必須!JANコード取得のすべてを解説
こんにちは、Amazon中国輸入ビジネスで月商120万円を達成したるりんです。今回は、中国輸入品をAmazonで販売する際に避けて通れない「JANコード」について、徹底的に解説していきます。
「JANコードって何?」「どうやって取得するの?」「本当に必要なの?」といった疑問にお答えしながら、JANコード取得の具体的な手順や注意点をお伝えしていきます。
1. JANコードとは?なぜ必要なのか?
まずは、JANコードの基本から説明していきましょう。
JANコードの定義
JANコード(Japanese Article Number)は、日本の商品コードの標準規格です。バーコードとして商品に表示され、商品を一意に識別するために使用されます。国際的には「EANコード」として知られており、アメリカでは「UPCコード」が使用されています。
JANコードが必要な理由
Amazonで商品を販売する際、基本的にはJANコード(または同等のUPC、EANコード)が必要です。これには以下のような理由があります:
- 商品の一意識別:同じ商品を複数のセラーが販売する際に、同じ商品ページにまとめられる
- 在庫管理の効率化:Amazonの倉庫での在庫管理が容易になる
- 購入者の利便性:商品の検索や比較が簡単になる
2. JANコードとFNSKUの違い
Amazon FBAを利用する際によく混同されるのが、JANコードとFNSKU(Fulfillment Network Stock Keeping Unit)です。
FNSKUとは
FNSKUは、Amazon内部で使用される独自の商品識別コードです。FBAを利用する際、商品にFNSKUラベルを貼付する必要があります。
JANコードとFNSKUの主な違い
項目 | JANコード | FNSKU |
---|---|---|
発行元 | GS1(国際的な標準化団体) | Amazon |
使用範囲 | 小売全般 | Amazon内のみ |
目的 | 商品の一意識別 | Amazon倉庫内での在庫管理 |
つまり、JANコードは商品そのものに紐づく識別子であり、FNSKUはAmazon内での管理用コードという違いがあります。
3. JANコードの取得方法
では、実際にJANコードを取得する方法を見ていきましょう。主に以下の3つの方法があります。
1. GS1 JAPANから直接取得する
最も一般的で信頼性の高い方法です。
手順:
- GS1 JAPANの公式サイトにアクセス
- 会員登録を行う
- 必要な情報を入力し、申請
- 審査・承認後、JANコードが発行される
メリット:
- 信頼性が高い
- 大量のコードを取得可能
- 永続的に使用可能
デメリット:
- 初期費用と年会費がかかる
- 申請から取得までに時間がかかる(約2週間)
2. Amazonのブランド登録を利用する
Amazonのブランド登録プログラムを利用すると、JANコードなしで商品を登録できる場合があります。
手順:
- Amazonブランド登録に申請
- 商標登録証明書など必要書類を提出
- 審査・承認後、ブランド登録完了
- JANコードなしで商品登録が可能に
メリット:
- 追加コストがかからない
- ブランド保護の機能が利用可能
デメリット:
- 商標登録が必要
- 審査に時間がかかる場合がある
3. 第三者からJANコードを購入する
個人やサービスからJANコードを購入する方法もありますが、リスクを伴うので注意が必要です。
メリット:
- 比較的安価に入手可能
- 迅速に取得できる
デメリット:
- 信頼性に欠ける場合がある
- Amazonのポリシー違反になる可能性
- 将来的に問題が発生するリスク
私の経験上、長期的にビジネスを展開する予定であれば、GS1 JAPANからの直接取得をおすすめします。初期費用はかかりますが、最も安全で信頼性の高い方法です。
4. JANコード取得時の注意点
JANコードを取得する際は、以下の点に注意しましょう。
1. 必要な数を正確に見積もる
GS1 JAPANからJANコードを取得する場合、取得できるコード数は事業規模によって異なります。必要以上に多くのコードを取得すると余分なコストがかかりますし、少なすぎると後から追加取得が必要になります。
2. 商品ごとに異なるコードを使用する
同じJANコードを複数の商品に使い回すことは絶対にNGです。色やサイズが異なる場合も、それぞれ別のJANコードが必要です。
3. 他社の使用済みコードを使用しない
中古品や廃盤商品のJANコードを流用することは避けましょう。これはAmazonのポリシー違反になる可能性があります。
4. 国際展開を視野に入れる
将来的に海外展開を考えている場合は、最初からGS1 JAPANでEANコードを取得しておくと良いでしょう。JANコードはそのままEANコードとして使用できます。
5. JANコードなしで販売する方法
基本的にはJANコードが必要ですが、例外的にJANコードなしで販売できる場合もあります。
1. ハンドメイド商品
Amazonハンドメイドカテゴリーでは、JANコードなしで出品できます。
2. 特定のカテゴリー
書籍や、中古品、アンティークなど一部のカテゴリーでは、JANコードが不要な場合があります。
3. Amazonの例外申請
特殊な事情がある場合、AmazonにJANコード免除の申請を行うことができます。ただし、承認されるかどうかは Amazon側の判断次第です。
6. JANコード取得後の活用方法
JANコードを取得したら、効果的に活用することが重要です。
1. 商品ラベルへの印刷
取得したJANコードは、商品のパッケージやラベルに印刷します。バーコードリーダーで読み取れるよう、適切なサイズと品質で印刷することが重要です。
2. Amazon商品登録時の利用
Amazonで商品を登録する際、JANコードを入力します。これにより、既存の商品ページがある場合はそこに紐づけられ、新規商品の場合は新しいページが作成されます。
3. 在庫管理への活用
JANコードを利用することで、自社の在庫管理システムでも効率的に商品を管理できます。特に取扱商品が増えてきた際に役立ちます。
7. よくある質問(FAQ)
最後に、JANコードに関してよくある質問にお答えします。
Q1: JANコードの取得にはどれくらいコストがかかりますか?
A1: GS1 JAPANから取得する場合、初期費用として約15,000円、年会費として約10,000円程度がかかります。ただし、取得するコード数や事業規模によって変動します。
Q2: JANコードの有効期限はありますか?
A2: GS1 JAPANから正式に取得したJANコードに有効期限はありません。ただし、年会費を支払い続ける必要があります。
Q3: 海外から輸入した商品に既にバーコードが付いている場合はどうすればいいですか?
A3: 海外のバーコード(UPCやEANなど)がついている場合は、そのまま使用できることが多いです。ただし、Amazonに登録する際は、そのコードが有効であることを確認する必要があります。
Q4: JANコードとUPCコードの違いは何ですか?
A4: JANコードは日本の、UPCコードはアメリカの商品コード体系です。基本的な仕組みは同じですが、コードの桁数が異なります(JANは13桁、UPCは12桁)。Amazonでは両方とも使用可能です。
まとめ:JANコードは中国輸入ビジネスの重要な要素
ここまで、JANコードについて詳しく解説してきました。中国輸入品をAmazonで販売する際、JANコードの取得と正しい使用は非常に重要です。
初期費用はかかりますが、正規のルートでJANコードを取得することで、長期的にビジネスを安定して展開できます。また、適切なJANコードの使用は、在庫管理の効率化や顧客の利便性向上にもつながります。
私自身、最初はJANコードの重要性を理解していませんでしたが、今では中国輸入ビジネスの基礎として、しっかりと管理しています。皆さんも、この記事を参考に、正しくJANコードを取得・使用して、Amazonビジネスを成功させてください!
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